まるこめ便りsince2015

丸山隆平さんについて書き散らかすブログです。

マに関する私的備忘録

74通目

こんにちは。まるこめです。

11日に、最初で最後の「マクベス」観劇に行ってきました。

日が経ってもアタマは整理できていないし、語彙は乏しいので、まとまった感想は書けそうにありません。

場面を思い出しつつ書き並べるので、読み取って想像してください。

ただし、記憶違いも多々あると思います。

少しのネタバレも嫌な方は、またのお越しをお待ちしております。



・2階上手側50番代席からの観劇

・セットはダークグレーっぽい色調。正面奥の方は2階建てになっていて、両側に階段がある。1階部分はすりガラス的な戸で仕切られている。手前の床には奈落から出入りできるような金属の戸がついている。


・魔物たち現る。暗い色調の服。特段魔物っぽい格好をしているわけではない。帽子を深くかぶり、シャツにズボンにベストといった普通の服装。ただ、舞台が暗いときもちょうど目の部分にはライトが当たるようになっているので不気味。ダンスすごい。

マクベスの登場シーンはいきなりの戦闘場面。荒々しくかっこいい。若い。

・立ち回りはけっこう激しい。

・最後の3人を殺すところで、実は繊細な心の持ち主かもと思わされる。

・声が大丈夫か?と思うくらいガサガサに聴こえる。他の俳優さんの余裕ある声量・クリアさに比べると一杯一杯という感じ。最後までもってくれ〜

・こんなに声高かった?と思うくらい高く感じるが、周りが低いのか??

・魔物たちの予言に心動かされる>>そんなに野心家には見えないが魔がさすというのはこういうことか?自分の心の奥底の野心にきづいてしまったか?

・バンクォーとの友情がいい。楽しそうなシーンだけにこの先の悲劇を思うと哀しく感じる。

・男同士ハグすることが多い。ダンカン王や他の軍人たちとガシッと激しく抱き合って背中バンバン的な。当時ってそういうものなのか?

・王が来ることを伝えに一足先に奥方のところに先に帰るというマクベスは嬉しそう。周りにも冷やかされる。

・奥方登場、マクベスからの手紙を読む。喜ぶ奥方。夫の手助けをして予言を実現させよう的なことを誓う。なんでマクベスはこんな手紙を書いてしまったんだろう。浮かれちゃったのかしらん。

・奥方との問題のシーンはさほど色気は感じず。奥さんもサバサバした感じで、色気ある人ではないので。

マクベスは単独でいる方が色気があるw

・歓迎の宴の陰で、一度は暗殺計画はなかったことにしようとするも、奥方に強く責められて犯行を決意するマクベス。心の弱さが泣ける。

マクベスと魔物たちが光る短剣を巡って踊る?シーンが良い。

・魔物たちがマクベスをリフトするところがあったのはこの場面だったか?マクベスの上体がすっと伸びてキレイ&かっこよかった。

・ここのマクベスの衣装は上は白いヒラヒラしたシャツで、これがまた似合う似合う。

・この白いシャツの前身ごろが国王の寝室を出てきた時にはびっくりするくらい血がべったり。もちろん、両手も。リアルだわ〜。

・一緒に持ってきてしまった従者の短剣をマクベスの代わりに部屋に戻しに行く奥方。やはり手は血まみれに。あの凄惨であろう惨劇の事件現場を見てしまったわけで、そりゃあ病むわね〜

・朝迎えの者が来て、自分の寝室から出てくるマクベスは上半身裸に黒いナイトガウンをはだけ気味に着ていて大変セクシー。

・でも、国王の寝室から出て、下手人の濡れ衣を着せた従者を「憤激のあまり(だったかな?)殺してしまった…」と語るマクベスには凄みしか感じない。あ〜破滅への坂道を転がり始めてしまった…

・国王の息子たちが逃亡したため、国王の座を手に入れたマクベス戴冠式のあと浮かれているが王冠も王っぽい服も似合わないw

・バンクォーの子孫がいずれ王位に就くという予言を怖れるマクベスは、自分が手を汚して得たものをなぜ奴の子孫に譲らねばならないんだと憤り、バンクォーとその息子の暗殺を指示する。

・もう、どんどん泥沼にはまっていくマクベス。誰か救ってあげて!!

・暗殺者はバンクォーは殺したものの、息子は取り逃がしてしまう。その報告がさらにマクベスを追い詰める。

・晩餐会、やっぱり国王の貫禄ないよな〜と思うw。ニセ国王夫妻という感じ。

・来るはずのないバンクォーが血まみれで座席に座っていて、腰が抜けるほど驚くマクベス。周りがひくほどの錯乱ぶり。奥方が取り繕うが、効果なし。怖いよね〜あれは。

・バンクォーさん、背がすらっとしていて、体格が良く、軍服が似合うかっこいい方だが、亡霊はやっぱり怖い。

マクベスの恐怖を楽しむかのように現れるバンクォー。乾杯の時の現れ方はマジ怖い。子供泣くかもw

・恐怖のあまり、テーブルクロスを引きおろし、席をめちゃめちゃにするマクベス。晩餐会はお開きに。夫の心の乱れを嘆く奥方。この頃はまだ彼女は何とか平常心を保っている。

・その頃、前王のもとでマクベスとともに戦ってきた軍人マグダフは身の危険を感じ、イングランドにいる王の息子の元に亡命

・それを知ったマクベスは怒り、家族を殺すよう指示する。もう完全にいかれてる。

・マグダフの妻子登場、子役が可愛い。夫人妊娠中、乳母車にも赤ちゃん。そこに現れる刺客。強気な対応をする夫人。気丈に立ち向かうが子供を殺され、赤ちゃんもそして本人まで…もう残虐非道とはこのこと。

・このあたりでマクベス夫人もちょっと怪しくなってくる。暗い屋敷で出陣したマクベスを探す夫人、前にマクベスが予言のことを書いて送った手紙を暗しょうしていたのはここだったか?次の場面だったか?

・このあたりでマクベスはもう一度予言を聴く。バーナムの森が動くことがなければ大丈夫、とか、女から生まれたものには殺されないとか。実際にはありえない状況にならなければ自分の身は安全と知り、安堵する。

マクベス夫人はとうとう気がふれて、自分の手についている血が洗い落とせないと言う。それを見つめるしかない主治医と側近。悲しいね。

・最後、城に立てこもるマクベスの元にイングランド軍を借りて、ダンカン王に息子が攻めてくる。マグダフも一緒。森が動いた様子に激しく動揺するマクベス。この辺になるともう完全に精神的にも追い詰められている様子。

マクベス夫人転落死

・とうとう敵軍が迫ってくる。応戦するマクベス

・このあたりの場面のマクベスにものすごく色気を感じた。狂気が抜けて少し力が抜けた感じでしゃべるところ。

・結局予言の通り、母親の腹を切って出てきた(生まれた)マグダフに仕留められる。

・舞台正面のすりガラスの向こうに追い詰められ、奥から断末魔の悲鳴。ガラスに大量の血しぶき!!びっくり。

・マグダフ一人出てくる。

・勝利を祝う人々の中で、マクベスの首が2階の杭に突き立てられる。ここは衝撃的。だって、マクベスの顔なんだもの。

・で、新国王が勝利を宣言しておしまい。

・出演者出てきてカーテンコール

・2回目で「折り返しまで来ました。皆さんには関係ないかもしれませんが」的な挨拶をする。

・ツイで知ったが、当日はあの市村正親氏が観劇されていたらしい。感想を聞いてみたい。

・カーテンコールは3回。

・お疲れさま〜

・アンケートにDVD化の希望も含めていっぱい感想を書いてきました。

・パンフとカレンダーも良いですね〜。


まるちゃんは役者丸山隆平でした。

当然ですが、いつものまるちゃんはどこにもいませんでした。

これからもっともっと舞台でいろいろな役が見てみたいです。きっとチケット争奪戦だけど。

まずは千秋楽まで無事に駆け抜けてください。

あ〜〜もう一度観たいなぁ。